PR・アフィリエイトリンクを含む場合があります。

AIで消える仕事・残る仕事の整理 — 事務職と営業職の場合

公開日: 2026-05-10 / 更新日: 2026-06-02 / カテゴリ: キャリアの考え方

この記事の結論(先に3行)

「AIに仕事を奪われる」「事務職は5年で消える」といった見出しは、SNSのタイムラインを開けば毎日のように流れてきます。ただ、こうした記事の多くは「職種単位」で消える/消えないを断定しがちで、実際の現場で起きていることとはズレている部分があります。

このコラムでは、事務職と営業職の方が「AIで自分の仕事はどこまで影響を受けるのか」を冷静に判断できるよう、職種ではなく業務単位で整理します。煽りや断定は使いません。

本コラムの前提: AIによる業務の置き換えは「職業ごと」ではなく「業務(タスク)ごと」に進みます。同じ「事務職」でも、業務の中身によって影響度はまったく違います。本記事は2026年時点の生成AI・自動化ツールの普及状況を前提に整理しています。将来の見通しを保証するものではありません。

1. 業務を「自動化されやすさ」で4階層に分ける

まず判断軸を1つに絞ります。「自動化されやすい業務」と「人が残る業務」は、ざっくり以下4階層で分けられます。

階層特徴
L1: 完全自動化明確な入力→出力ルールがあり、繰り返しが多い定型書類作成、伝票入力、見積書フォーマット流し込み
L2: AI支援で半自動化判断基準はあるが文脈読みが要るメール文面ドラフト、議事録要約、簡易リサーチ
L3: 人が主、AIが補助関係性・利害調整・暗黙のルールが絡む顧客との折衝、社内調整、上司の癖を踏まえた提案
L4: 人にしかできない身体性・責任所在・最終判断謝罪訪問、契約締結、人事評価、現地立ち会い

L1とL2は今後数年でAIに置き換わるか、AI前提の業務フローに組み替わります。一方、L3とL4は人が必要な部分が残ります。事務職・営業職の業務を、この4階層に振り分けてみるのがスタート地点です。

2. 事務職の場合 — 業務単位の影響度

「事務職」と一括りにすると判断を誤ります。実際には以下のように、業務によって影響度が大きく異なります。

L1〜L2に当てはまりやすい業務

L3〜L4に残りやすい業務

つまり「事務職が消える」のではなく、事務職の業務時間の30〜50%を占めるL1〜L2業務がAIに置き換わり、その人がL3〜L4業務にシフトする、という変化が起きます。

影響を受けるかどうかではなく、「自分の業務時間配分のうち、L1〜L2はどれくらいか」を見るのが現実的です。

3. 営業職の場合 — 業務単位の影響度

営業職も同じ視点で整理します。営業は「顧客との関係性」が中核なのでL3〜L4に重みがありますが、周辺業務でAIに置き換わる範囲はかなりあります。

L1〜L2に当てはまりやすい業務

L3〜L4に残りやすい業務

営業職の場合、AIの普及で「顧客と話す前後の準備・記録の時間」が大幅に圧縮されます。その結果、同じ営業時間で当たれる顧客数が増える方向に変化が進みます。営業職の総数は減らないが、1人あたりの生産性期待値は上がる、という見方が現実的です。

4. 「消える」より「組み替わる」と捉える

L1〜L2業務がAIで圧縮されると、職場で起きる変化は次のようなものになります。

「AIで仕事が消える」というより、「業務の構成比率が変わり、求められるスキルもズレる」と捉えるのが現場感覚に近いです。事務・営業から完全に「別職種」に飛ぶ必要はなく、まずはL1〜L2業務をAIに任せる側に回るのが、現実的な第一歩です。

5. では、何をすればいいのか

結論としては、以下3つを並行で考えるのが妥当です。

どれが今のあなたに近いかは、状況によって異なります。3問の診断で整理できるので、迷ったらトップページの診断から始めてみてください。

よくある質問

事務職は本当になくなりますか?

「職種ごとなくなる」より、「定型業務が圧縮され、役割が判断・調整側に移る」と捉えるのが現場感覚に近いです。自分の業務に定型作業(L1〜L2)がどれだけ含まれるかで影響度は大きく変わるため、職種名だけで判断しないことをおすすめします。

営業職はAIの影響を受けにくいですか?

顧客折衝やクロージングなど関係性の核は人に残りやすい一方、提案書の初稿・議事録・リサーチなどの準備業務はAIで大きく圧縮されます。「影響を受けない」のではなく「時間配分が変わる」と考えるのが実態に近いです。

次の3ルート早見表

この記事の読者は、まず「現職でAIに任せる側に回る」か「市場価値を確認する」が起点になりやすいです。次の3ルートから、近いものを選べます(どれが近いかは記事末の3問診断で確認できます)。

ルート向いている人最初の一歩
転職相談市場価値や、転用できる職種を客観的に知りたい無料のキャリア相談
AI・ITリスキリング現職を続けながら実務で使えるAIスキルを作りたい無料カウンセリング / DMで「AI学習」
資格・講座低リスクに費用と期間を比較してから決めたい資料請求 / DMで「資格」
次の一歩:3問であなたに近いルートを整理する

転職相談・AI/IT学習・資格のどれが今のあなたに近いかを、3問で整理できます(無料・登録不要・回答はブラウザ内に保存)。

3問の診断をはじめる →

免責: 本記事は2026年時点の状況を整理した情報提供であり、職業の将来性・年収・転職成功を保証するものではありません。具体的なキャリア判断は、無料の転職相談などで個別に確認することをおすすめします。

関連リンク

← コラム一覧に戻る